ラブホテルと聞くとあまり良いイメージのない方も多いかと思いますが、そんなことはありません!
外観も内装も今では綺麗で清潔感あるところが多く、一般的なホテルの高級客室のように豪華なラブホもあります。
また、「前乗りのススメ」でご紹介しましたが、前乗りでラブホテルを宿泊利用するお出かけ方法にはメリットがたくさんあります!
1日だけのお休みの観光デートを朝から最大限楽しめ、かつ、自由に泊まれて低予算。
さらに、ちょっとした旅行気分も味わえます。
カップルの観光旅行の強い味方となるのが、このラブホテルなんです!
はじめてラブホテルを使う初心者の方に、まずは一般的なラブホの特徴と旅館などの宿泊施設との違いを詳しく紹介します。
これらの他にも、温泉旅館に負けず劣らずの露天風呂があったり、リゾートホテルに負けず劣らずのオシャレな部屋もあったりして、カップルでの観光デートの前乗りには最適です。
基礎知識1 もくじ
※システムや各詳細はホテルによって異なる場合があります。ここでは一般的なものを中心に解説していきます。
ラブホテルの建物には、大きく分けて「モーテルタイプ」と「戸建てタイプ・ビルタイプ」の2種類があります。
1.モーテルタイプ
1つの客室に対して1つの車庫がセットになっているタイプで 「ワンルームワンガレージ・モーテル形式」とも呼ばれます。
入り方は、各車庫に部屋タイプ・料金・設備などを記した看板があるので、それを見ながら入る部屋を決め、そこの車庫に車を停めます。
車庫に入れた時点で客室が決定し、車を降りたら車庫の奥などにある客室のドアを開けて部屋に入室します。
車庫から入室すると自動的にチェックインされるため、フロントやロビーを通る必要もなく、人に会う心配もほとんどありません。
チェックアウトの際も、室内の自動精算機で料金を支払ってアウトするため、他の利用者に会うことはほぼありません。
2.ビルタイプ・フロントタイプ
エントランス(入り口)からホテルの建物に入るタイプで、ビル形式やフロント形式などとも言います。
入り方は、普通のホテルと同じように駐車場のどこかに車を止めてホテルに入ります。
フロントやロビーに「客室パネル」がありますので、それを見ながら泊まりたい部屋を選びます。
パネルには、客室の写真・料金・設備などが載っており、ボタンを押して利用したい部屋を決定します。
多くの場合、部屋番号などが記されたレシートなどが出てくるので、それを持って自分達の客室へ向かい入室します。
チェックアウトの際は、室内の自動精算機で料金を支払ってアウトします。
フロント・ロビー・廊下・エレベーターなどを移動するので、たまに他の利用者と顔を合わせることもあります。
ラブホテルの利用形態(時間・料金プランなど)は、大きく分けて「宿泊利用・休憩利用・フレックスタイム」の3種類があります。
基本的にラブホテルは予約することがないため、どのように利用するかなどをホテル側に伝えることはなく、実際に「チェックインした時間・チェックアウトした時間・滞在時間」などをもとに、自動的にそのタイミングの料金設定が適用されます。
料金の決まり方は、ざっくりとわかりやすいところで言うとコインパーキングのようなもので、入退出の時間や利用時間によって決まります。
1.宿泊利用(主に夜間)
観光地への前乗りでおすすめしている利用形態で、言葉通りにホテルに1泊する利用のことです。
ホテルにより時間は異なりますが、夜18~21時ぐらいからチェックインが可能で、次の日の昼9~12時頃まで滞在できるところが多いです。時間内でのチェックイン・チェックアウトなら、料金は一律です。
なお、週末などの休前日はチェックインできる時間が遅くなったり、滞在できる時間が短くなることが一般的です。
また、深夜割引きなどによって深夜のチェックインは料金が安くなったり、深夜以降のチェックインは昼過ぎまで滞在がOKになるなど、ホテルによっては深夜以降の利用者にはお得な利用設定をしているところもあります。
2.休憩利用(主に昼間)
主に、昼間に1時間~数時間程度の短時間だけ利用することを「休憩」利用と言います。
料金は、利用時間の長さに応じて変わったり、サービスタイムやフリータイムなどで数時間までは一律料金の場合など
、ラブホテルにより様々です。
なお、チェックインの時は休憩で入っても、深夜12時を過ぎると自動的に宿泊料金に変わってしまうラブホも多くありますので、
夜間の休憩利用の際には時間に注意してください。
3.フレックスタイム
最近多くなってきた利用形態・料金制度で、チェックインやチェックアウトの時間帯に関わらず「滞在時間の長さだけ」で料金が決まることです。
なお、フレックスタイムが24時間ではなく昼間だけ採用しているようなフレックスタイムの料金で利用できる時間帯が決まっているホテルもあります。
ラブホテルに備わっている設備・備品、一部のラブホだけに備わっている特殊な設備を詳しく紹介します。(ここでは主に一般的なラブホを中心に解説していきます)
多くのラブホにある設備
電化製品など
持込用の冷蔵庫・自動販売機・電子レンジ・ポット・大型テレビ・浴室テレビ・有線放送・エアコン・空気清浄機
アメニティ類
バスタオル・フェイスタオル・バスローブ・ドライヤー・コンタクト用品・生理用品・コンドーム・ローション・歯ブラシ・シャンプー・リンス・ボディーソープ・櫛・マウスウォッシュ・ヒゲ剃り
その他
ジャグジーバス・内線電話・ヘッドパネル・照明パネル・自動精算機・レンタル用品各種・コスプレ衣装
特殊・特別な設備
わりとある
カラオケ・マッサージチェア・BSCS放送・ビデオオンデマンド・スロットマシン・加湿器・ソープマット・テラス
高級な客室に多い / ごく稀
露天風呂・プール・プロジェクター・岩盤浴・サウナ・ミストサウナ・日焼けマシン・酸素バー・洗濯機・浴衣・IHキッチン・パソコン
ラブホの部屋はオートロック
客室の入り口ドアは入室した時点で自動的にロックされ、外出できなくなるラブホテルが多くなっています。
車に忘れ物をしたなど部屋から出たい場合には、フロントに電話を入れてロックを一時的に解除してもらいます。
帰る際には、室内にある自動精算機で料金を支払い終えるとチェックアウトとなり、入り口ドアのロックが解除されて外に出られるようになります。
なお、火事など緊急の際にはロックが一斉に解除される仕組みのほか、鍵に被せられた緊急時用のカバーを外すことで鍵をあけて外に出ることができます。
近年、一般的なホテル同様、外出できるラブホテルも増えてきていますが、基本的には入室したらチェックアウトするまで部屋から出ることはあまりありません。
オートロックでない場合には、鍵をかけることを忘れないように注意してください。
防犯カメラがたくさん
ラブホテルでは氏名や住所などの個人情報を残さないため、ホテル側の防犯対策として駐車場・ロビー・廊下などの共用部分には防犯カメラが設置されています。
また、駐車場に停めた車のナンバーなども控えられていることがあります。
ラブホは匿名性が非常に高いため、備品等の盗難損壊・犯罪に使われる可能性・無銭宿泊などへの対策はもちろん、利用人数や年齢確認などのために防犯カメラを利用しています。
利用できる人数
意外と知られていない注意点が、ラブホテルによって利用できる人数に制限があることです。
最近ではラブホ女子会などグループでの利用を促しているホテルもありますが、一般的には「男女1名ずつ」の利用が原則とされ、それ以外では利用できないラブホも少なくありません。
このため、1人観光の前乗りで利用する際は、予め「1人泊が可能なホテルかどうか」を確認しておかないと、泊まれないことも普通にあります。また、1人泊が可能な場合は客室に入るとフロントから電話が来て「前払い」になることも多々あります。
グループなど3人以上で利用する場合にも注意が必要で、3人以上が可能な場合でも上限人数が決まっていたり、人数に応じて追加料金を支払うことも多くなっています。
なお、ラブホは誰にも会わないからと言って人数を偽ろうとしても、上で説明した通り防犯カメラが各所にあるので不可能です。
事前の予約
基本的にラブホテルでは予約を受け付けていない場合がほとんどです。
あまり一般的ではありませんが、宿泊利用の場合などに限り客室を予約して確保しておけるラブホテルや、逆に予約が必要なラブホテルも一部にはあります。
これら予約方法・受付期間・条件などについてはラブホテルによって大きく異なるため、個別にホテルに確認してみてください。
早いもの勝ち・繁忙期は満室
上で解説の通り、基本的には予約がないため、ラブホ利用は早いもの勝ちになってしまう点にも注意が必要です。
休前日・連休・繁忙期などは満室で泊まれないこともあるため、事前に複数のラブホテルをピックアップしておくか、ラブホテルの多いエリアをいくつか検討しておくことも重要です。
これをしておかないと、現地で慌てて別のホテルを探す時間や労力が発生したり、遠い別のエリアまで移動しなくてはならないような事態になってしまいます。
時期や時間による料金差
一般的なホテル同様に、休前日や繁忙期などは料金が高くなっている場合もあります。
逆に言えば、平日の旅行であればかなり安い料金で宿泊できることもあります。
また、ラブホテルは基本的に昼夜問わず一日中いつでも出入りできるため、チェックインやチェックアウトの時間によっても料金やプランに大きな差があります。
延長料金
チェックアウトの注意点として、基本的には時間になってもフロントから電話での延長確認などの連絡はありません。
時間をオーバーすると自動的に延長料金が加算されるため、時間には注意しながら余裕を持って帰り支度をしてください。
支払い方法
支払いの注意点として、現金とクレジットカードは使えるホテルが多くなっていますが、近年普及してきた電子マネーには対応していないところも多くあるため、事前に確認するか現金で準備しておくと安心です。
ラブホテルを詳しく解説!
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「ラブホの使い方 / システム」
カップル旅行を楽しむ手段として、旅行目的地への前乗りとラブホテルの活用をおすすめしています。
姉妹サイトでは「カップルでの温泉旅行・貸別荘・海が見える伊豆の宿」など、他にもカップルにおすすめしたい旅行情報を詳しく案内しています。
皆さまの楽しいカップル旅行のお役にたてればと思います。